横浜市の「新都市脳神経外科病院(新都市病院)」は脳外科手術数において、全国でも有数の病院だ。脳外科医である森本氏は、この病院の院長である。

50歳を超えた今も、脳外科手術の最前線に立つかたわら、フルマラソンやトライアスロン、果ては「地獄」と言われる、7日間で砂漠250キロを走破する「サハラマラソン」をも完走した鉄人である。

ニューロマインド編集部では、そんな森本医師に、ビジネスマンにとっての脳疾患の現実や、その防止方法について、インタビューさせていただいた。

先生、今日は働き盛りの人の脳のメンテナンスについていろいろとお聞かせください。僕も自分の友人が何人か、脳疾患で倒れているので、人ごとではありません。

脳疾患すべてを予測するのは、現在の医学では困難です。だからこそ、予防が大事です。今日は、日常の中でできる注意点をいくつかご紹介しますね。

働き盛りを襲う脳疾患、二つの環境要因

——脳卒中や脳溢血、くも膜下出血など、脳疾患というと、高齢者の病気というイメージがありますね。

私が大学を出て、脳外科医になったころは確かにそうでした。ですが、最近は30代、40代でも発症する方がふえてきているという実感があります。今、ぼくは51歳ですけど、年下の患者さんは普通にいらっしゃる。

——なぜそうなったんでしょうか?

データ的には、明確にこれが原因だ、と言われているものがあるわけではないですが、医療現場で感じるのは二つ。食生活と、普段の生活習慣に原因があるように思います。

食生活については、昔に比べてコンビニやファーストフードなど、高脂質&ハイカロリーな食事で済ませてしまう人が増えてきていること。生活習慣は、インターネットやスマホの普及による変化ですね。

昔はテレビが終わったらそれで終わりだったのに、今やインターネットやスマホがあるから、いつまでも終わらない。

——確かに、厚生労働省の調べでみると、40年前に8時間程度だった就業者の睡眠時間は、今や7時間23分まで下がっているようです。

単に、睡眠時間だけではなくて、自律神経にも影響を与えています。自律神経は、交感神経と副交感神経からなりますが、スマホをいじっていると、目を使ったり、姿勢を悪くしたりするので、肩こりの筋緊張や刺激過多による興奮で、どうしても交感神経亢進(ハイパー)状態になってしまい、血圧が上がってしまう。

しかも、それが際限なく、たとえば電車に乗っていたり、就眠前のリラックスタイムなどの日常の隅々まで入り込んでる状態になると、副交感神経が作用しない自律神経失調になってしまいます。

慢性的に交感神経ハイパーとなり、血圧が上がってしまうと、無意識に身体にストレスがかかる。血圧を下げるには、野菜中心で減塩のヘルシーな生活が望ましいけど、30代、40代の働き盛りの方とかだと、食生活が外食中心になりがち。

そんな二つの観点での生活形態の変化が、若い方の脳疾患を増やしている原因なのではないかと考えています。

予測が難しい、脳疾患。でも大事なのは予防

脳のCTスキャン

——それは恐ろしいですね!!そういえば、ぼくも時々頭痛に襲われることがあります…。早めに病院で見てもらった方が良いのでしょうか?

倒れるような発作が起きて、救急で来るような場合は脳疾患の可能性が高いですが、一般外来で頭痛とかめまいで来る方は、100人いても実際に脳に問題があるケースは数人くらいです。多くはメンタルや、自律神経のバランスの問題のことが多いですね。

——外来だと、そんなものなんですね。ちょっとホッとしました。とはいえ、事前に病院でみてもらえれば、予測して防止できるものなのでしょうか?

前兆がもちろんあることもあります。例えば、お酒を飲んでいるわけでもないのに、ろれつが回らなく、言葉が出なくなった、みたいなのはすぐに来た方が良い。

ですが、実はそういった予兆がでることもありますが、脳卒中(出血や梗塞)は予兆なく発症することが多い。脳の血管が詰まった瞬間、あるいは破れた瞬間に前触れなく起きてしまう。これは起きてからでないと分からないのです。太い血管、細い血管、無数にある脳の中で、どこが詰まるのか、それを予測するのは現代の医学では難しい。

——そうなんですね。事前にできることはないんですね。

ただ、くも膜下出血だけは脳ドックを受ければ、かなりの確率で事前に防ぐことができる。脳ドッグのMRAという検査で、脳の主要血管は造影剤なしでもキレイに見えるので、その意味では40歳を超えたら、脳ドックを一度受けてみるのはいいと思います。普通の全身人間ドックではやらない、脳の血管に焦点を当てたものですね。

——くも膜下出血は予見できるんですね。

くも膜下出血は、脳の太い主要血管にできる血管のこぶが破れることで起きる。だから、主要血管をMRAで評価すれば、ほぼ100%予防ができる。僕の病院でも、脳動脈瘤に対する手術の7割くらいは、破れてクモ膜下出血になった後でなく、破れる前の予防の手術です。症状によって、頭を切らずに、足の付け根からカテーテルを入れて処置するか、安全性などを考慮して決めていますね。

——ちなみに、脳の血管が破れたらどうなるのでしょうか?

クモ膜下出血になって、元の状態で社会復帰ができるのは、だいたい2〜3割程度です。残りの3割は亡くなって、4割は後遺症が残る。残念ですが、かなり深刻な結果になることが多い。

だからこそ、予防することが非常に大事なのです。

——発症してからでは遅いんですね。では、どのように予防をすれば良いのでしょうか?

脳卒中などの予防には、王道はありません。基本的には、

・規則正しい生活
・適切な食事
・水分補給
・適度な運動
・ストレスを減らす

などを地道に守っていくのがいちばんです。

大事なことは、自律神経のバランス

脳外科医 森本将史

——なるほど。健康な生活する上で、一般的に大事とされることですね。初めの四つはイメージができますが、ストレスを減らすにはどうすれば良いのでしょう?

ストレスというと「メンタルの疲れ」をイメージする人が多いですが、実は、ストレスが溜まった時に、メンタルだけでコントロールしようと思っても難しい

身体の状態とメンタルの状態はリンクしている。だから、まず体の状態を良くすることが大事。身体とメンタル、どっちを先に意識するかというと、身体の状態改善を優先するようにしなさい、と患者さんには言ってます。

それに、そもそも「体の疲れ」自体も、ストレスだということを忘れてはいけない。飲酒しすぎたり、睡眠不足だったり、仕事が忙しすぎたりして、一時的に疲れている分には問題ないですが、それが常態化するのは良くない

常態化すると、それをストレスとして感じなくなってしまいますからね。ご飯を食べているとき、ずっと辛いものを食べ続けると、だんだん辛さの感覚が麻痺してしまうでしょ。それと同じで、疲れた状態が続くと、それが当たり前になってストレスと自覚できなくなり、いつか体が悲鳴を上げてしまいます。

だから、その感覚を定期的にリセットする必要があるんです。

——どうすれば良いんでしょうか?

自律神経を整えることが必要です。つまり、交感神経と副交感神経のバランスを取ることですね。

根を詰めて仕事ばかりしてたり、肩が凝ったり、不規則な生活が続いて疲労感が持続したりするのは、交感神経が優位(交感神経ハイパー)になっている状態です。

僕なんか、典型的な交感神経ハイパーな生活(笑)。昨日も夜3時まで脳の手術して、一つ間違えれば大変なことになるような、緊張状態が続いていました。

交感神経優位になると、血管が収縮、心拍数が増え、筋肉は緊張する。血圧も上がります。これが慢性化すると脳卒中とか心臓の病気にも繋がっていく。さっきも言ったとおり、予測するのは難しいから、ケアをして病気の予防に力を入れた方がいい。

実は、うちの病院に外来で来て、頭痛やめまいで脳の病気と思って受診してきた人が、脳の病気でなくストレスや身体の不調が原因だったというのが多い。そういう人達の多くは、交感神経ハイパーなので、少しリラックスの副交感神経の時間を意識的に増やすことで良くなることも多いですよ。

だから僕なんかは意識的に、日常の中で副交感神経優位の時間を作るようにしています。そうすることで、自律神経をリセットする。

——副交感神経優位ですか。リラックスすると言うことですか?

そうですね。副交感神経を優位にする時間を設けるのが大事。

もちろん、休暇を取る、というのが良いのだけれど、例えば日常の中でもできることはありますよ。

自律神経を整えるための「3つのS」。スローテンポ、ストレッチ、姿勢。

1.スローテンポ

——日常の中でどんなことをすれば、自律神経を整えられるのでしょうか?

僕が自律神経を整え、ストレスコントロールするのに奨めている方法を3つ紹介します。

それは、スローテンポ、ストレッチ、姿勢の「3つのS」です。

——3つがあるんですね。どういったものなのでしょうか?

1つ目ははスローテンポ。なにをするにも、わざとゆっくり時間をかけてやる、と良い。それだけでも、副交感神経優位になります。

例えば、呼吸をゆっくりする、パソコンを打つのも、食べるのも、歩くのも、全部ゆっくりする。行動をゆっくりするだけで、力が抜けて副交感神経が優位になる。

同時に、様々なことを最小の力で行うとなお良い。力を入れない。力が入ってしまうと、緊張し、交感神経優位になる。僕も仕事がたてこんでストレスや疲労を感じたりすると力入っちゃうので、スローテンポな生活を送ることで、戻すようにしています。

——それなら簡単にできそうですね!

脳外科医 森本将史

2.ストレッチ

次はストレッチ。デスクワークの多い人は、体が固まってしまいがちです。

体が硬くなると疲れやすくなるんです。だからストレッチをして、体をほぐすのは大事。

ヨガってありますよね。今、日本ではヨガは若い女性のファッションとして凄く人気がありますが、本来は呼吸・ストレッチ・姿勢にフォーカスして、身体の状態をよくすることでメンタルも健康にしようとコンセプトなんです。

みなさん、ジム行ったりして、トレーニングで器具使うの好きですよね?ボディメイクは目に見えて、わかりやすいからみんな好き。

でも、30代、40代と年齢が上がるにつれて身体が硬くなっていくので、マットを使った運動、つまりストレッチに時間をちゃんと使った方が良い。筋肉付けても、体がカチカチだと健康には良くない。ベンチプレスは楽しいですけどね(笑)

加齢で身体の不調の原因になるのは、筋力低下でなく、筋肉や関節が硬くなっていくこと。肩甲骨の動きとかはわかりやすいです。

ジャケットを脱いで、手を上に上げた時に耳たぶの後ろに腕がピタッとつきますか?付くなら、身体がまだ若い証拠。肩甲骨がキチンと動いている。

けど、ここが固くなると、筋緊張性頭痛や手先のしびれ、めまいなどの症状を招き、さらなる加齢に繋がる。その意味でも、ストレッチは大事です。マッサージを受けていると眠くなってくるじゃないですか。あれは筋緊張が緩むことで副交感神経が亢進してリラックスしてるんです。ストレッチには副交感神経を亢進させる効果があることの証ですよね。。

——体を柔らかくすることが、ストレス・コントロールだけでなく、アンチエイジングにも効くんですね。

3. 姿勢

——3つ目は姿勢ですか。姿勢がストレスや自律神経と関係があるのは、意外です。

そう、姿勢です。むちゃくちゃ関係ありますよ!

ストレス溜まってる時は、姿勢が悪く、呼吸も浅く少なくなっていることが多い。ストレスを軽減するために、姿勢よく背筋を伸ばして、呼吸を意識的に深く多くするだけで、気分が変わってきます。

姿勢とメンタルは実は相互関係があって、それを繋いでいるのが自律神経なんです。

——姿勢とメンタルを繋ぐのが、自律神経ですか。

そうです。そもそも自律神経はどこにあると思いますか?

実は、自律神経は、身体中の全神経において作用しているんです。たとえば、緊張すると、顔から冷や汗が出るし、心臓はドキドキするし、おしっこにも行きたくなる。つまり、緊張というストレスが自律神経を介して全臓器に影響を与えるんです。全神経の中心は脊髄なので、自律神経のセンターもやはり脊髄ということになる。

だから、姿勢が悪くて、脊髄が曲がっていると、自律神経失調で心身ともに不調になりやすい。結果、ストレスへの快復力が落ちて、メンタルが悪化する。

だから、メンタルを良くするために姿勢を良くしていこう、と心がけるのは凄く大切。姿勢を悪いままにしておくと、股関節や肩回りなどの筋緊張を招き、身体が不調になりやすくメンタルにも良くない。

あと、単純に、うちの病院に来る60歳以上の人で、かっこいい人はもれなく姿勢が良いんですよ(笑)。僕らみたいな、アラフィフ世代くらいから、姿勢を意識すると、若々しさが違います。高齢者の活発さを支えるものに、「姿勢の良さ」は間違いなくあると思いますね。

——アラフィフだけでなく、若い男女も、姿勢が良いだけで美男・美女のように見えて来るように思います。僕は猫背気味なので、意識していきたいです!

姿勢のチェックをしてみましょうか。体を楽にしてみてください。油断すると、肩が身体の前に来てしまいませんか?それではいけません。

軽くお腹を凹ませながら胸の肋骨を上方に持ち上げます(その際肩の力は抜く)。すると肩の位置が後方に移動する。肩の位置が変わる。見た目も全然かっこよくなります。

脳外科医 森本将史

実は、姿勢を良くすることは、腰にも良いんです。肩が前に出ると、腰に全体重がかかってしまいますが、こうすることで、身体全体で体幹を支えることになるから、疲れにくくなるし、腰痛になりにくい身体作りにもなります。

——腰痛ですか

腰痛だけじゃなく、膝にも関係します。

姿勢が悪いと肩の位置が身体の前に来て、重心が前のめりに低く、膝に体重が乗ってしまう。膝を痛める原因にもなります。

——姿勢を良くするというのが、あらゆる意味で、年を取ると大切なんですね。

はい、姿勢は大事ですね。。僕は脳外科医ですけど、脳の健康の話をすると、姿勢の話ばかりしていることもあるくらいです(笑)

自律神経を整えるのは、意外と身近なところからできるものなんですね!先生が砂漠を200キロ以上走ったのも、自律神経を整える目的があったのでしょうか?

(苦笑)いえ、あれはシンプルに、「見たことない景色を見たい」という好奇心からですね。ランニングは身体に良いですが、あそこまで過酷に走ってしまうと、必ずしもそういうわけではないかもしれません。純粋に、趣味です(笑)。

人生100年時代の QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を高めるため、ヘルスケア・スタジオを作った。

——自律神経を整える方法について、ありがとうござます。そういえば、先生はヘルスケア・スタジオ(※1)を病院の横で運営されていると伺いました。

はい、先ほどの考えを体現する場を作りたいと思い、開設しました。

実は、私も若いときは、慢性的な頭痛を訴える患者さんに、痛み止めをすぐに出していました。確かに、痛み止めで痛みは消えるんですけど、結局原因は改善していない。すると、ずっと薬を飲むことになります。

痛み止めって、飲み続けるとだんだん効かなくなるんです。患者さんもすぐ薬欲しいという人もいるけど、30代、40代で常用していると、60代、70代で本当に必要なときに飲むものがなくなってしまう。飲めるものが、安定剤くらいになっちゃうんですね。そもそも、安定剤も同様の事が起きますし。睡眠薬も同様です。

誤解しないで欲しいのは、もちろん痛いときは我慢せず飲んだ方がいい。でも、同時にその原因を改善させるような、自律神経のバランスを整えるための取り組みもしていかないと、ということ。

だからこそ、さっき伝えたような、交感神経ハイパーを防ぐような、姿勢とかテンポとか、ストレッチが大事と考え、スタジオを開きました。

——こちらはどんなことをされるんでしょうか?

基本的には、ヨガとかストレッチ、マッサージなどを行っています。

たとえば、60分のコースだったら、前半の30分は硬くなった全身の筋膜を緩めながら、身体の特に硬い部位や程度をチェックしていきます。。

後半の30分では、その人の体の状態に見合った負荷のストレッチやヨガのメニューをインストラクターが指導するようにしています。

施術を受けた時はスッキリしても日常生活を変えないとまた元の状態に戻ります。大切なのは、自分に見合ったメニューを行うことを習慣にすることです。

そうした積み重ねが、将来的な成人病とか脳疾患の予防につながっていくんです。

——日々の生活改善まで踏み込むヘルスケアスタジオなんですね!でも、医者でありながら、なぜそこまでされるんでしょうか。

医療は、画像で⾒える疾患に対する治療については凄く進歩してきました。その一方で、画像で映らない症状についてはまだ弱いところがあります

たとえば、痛み、めまい、耳鳴りなどは、画像で映らない身体の不調で起こることも多く、とりあえず症状を緩和する薬だけを出すことが多い。

医師も真摯に、それが患者に良いこと、と考えたうえでのことですが、本当は同時に原因に対してもアプローチしていかないとだめなんです。

でも実際は、症状の原因にはアプローチ出来てないことも多い。病気でなく身体の不調から起こっている症状というのが実は多くて、ストレスからくる症状はその最たるものです。

⾃分が医師として働く中で、⼈⽣100年時代のQOL(クオリティオブライフ)を上げるには、薬だけでなく、⽇々の⽣活の中での予防こそが⼤事とわかってきました。

これからは、キュア(治療)でなくケア(予防)の時代なんです。

だからこそ、このチャレンジをしています。もちろん、3割保険が効かない自由診療なので、まだまだ広めていくうえでハードルは高いんですけどね(笑)。ぜひ、これからも続けていきたいと思っています。

脳疾患の予防だけでなく、将来的に薬を飲まないですむ健康な⾝体を作っていくために、若いうちから、できることはしていきたいと思いました。回復が難しい、脳疾患をみられてきた森本先生だからこその視点かもしれませんね。

脳疾患はなってしまうと完全に回復するのはたいへんですから、本当に予防の意識が大切なんです。お伝えしたとおり、脳疾患予防の基本は全身管理ですし、日常生活で簡単に取り組めることが色々あると思いますので、ぜひ実践してみて下さい。

森本 将史(もりもと まさふみ)/IMSグループ 横浜新都市脳神経外科病院 院長
1993年、京都大学医学部卒業。2002年、同大大学院医学研究科修了。Leuven大学(ベルギー)留学後に国立循環器病センター脳神経外科などを経て、2010年より現職。医学博士、日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医、日本脳神経血管内治療学会認定脳血管内治療専門医。

※1 横浜新都市脳神経外科病院に併設する、ヘルスケアスタジオ「SCAPULA」。パッシブケア(緊張感の緩和)とアクティブケア(姿勢の矯正)を融合させた 独自のメソッドで、心と身体をストレスフリーにするヘルスケアを提供する。
https://scapula.jp/

(聞き手・文・編集・写真:齋藤理、小川晋一郎)